便秘は体臭悪化の原因!どのような対策が効果的?

体臭悪化にはさまざまな原因がありますが、便秘もそのうちのひとつです。便秘に悩んでいる人は意外と多く、女性の6割以上が便秘傾向にあるというデータもあるぐらいですから、体臭が気になっている人も少なくないでしょう。便秘によって体臭が悪化してしまうのは、どのようなメカニズムによるものなのでしょうか。また、便秘による体臭悪化対策としては、どのような方法が効果的なのでしょうか。便秘と体臭の関係について、説明していきましょう。

便秘によって腸内に生じる有害物質が体臭の原因

便秘になると腸内環境が悪化して、悪玉菌が増加します。この悪玉菌が分泌する有害物質が、体臭が悪化してしまう原因なのです。便秘になると腸内には便や食べ物がたまりますが、これらは悪玉菌の餌となります。これによって悪玉菌の増殖が盛んになるのです。腸内には悪玉菌が増えすぎないようにするために、悪玉菌を退治して善玉菌がいますが、悪玉菌が増えると善玉菌が対処しきれなくなり、悪玉菌が大幅に増加します。これが腸内環境の悪化といわれるものです。

悪玉菌は上述のように、体臭悪化の原因となる有害物質を分泌しています。悪玉菌の数が増えると、この有害物質の量が増え、体内により多くの量が吸収されるようになってしまいます。腸内環境が比較的良いときでも悪玉菌の数はゼロにはなりませんから、有害物質は体内に取り込まれています。ただ、腸内環境が良いときは有害物質の量が少なく、肝臓で無害化できますので、体臭に影響することはありません。腸内環境が悪化して悪玉菌の分泌する有害物質が増え、体内に吸収される量が増加すると、肝臓での無害化が間に合わなくなり、体臭に悪影響を与えてしまうのです。これが、便秘によって体臭が悪化してしまうメカニズムです。体臭を改善するためには、便秘を解消することが必要になってきます。

対策①-発酵食品によって善玉菌そのものを増やす

便秘解消のためには、腸内環境を改善させ、腸の働きを活発にする必要があります。腸内環境の改善には、善玉菌を増やしてより多くの悪玉菌を退治させることが必要になります。そのためには、善玉菌そのものを摂取するのが効果的な対策のひとつです。

善玉菌を摂取するとなると難しいことなのではないかと思う人もいるでしょうが、そのようなことはありません。善玉菌が入っている食品が、普通にスーパーなどで販売されているからです。納豆に含まれている納豆菌や、ヨーグルトに含まれている乳酸菌やビフィズス菌は、善玉菌の一種なのです。これらの発酵食品を積極的に摂取することで、善玉菌の増加が期待できるのです。

また、ビオフェルミンなどのように、善玉菌そのものを錠剤にした商品も販売されています。発酵食品が好きになれないという人は、そうした商品を利用するのもひとつの方法です。

対策②-善玉菌の増殖を促す成分を積極的に摂取する

善玉菌を摂取しても、繁殖に必要となる餌が十分に確保できていなければ、思うように増えてくれないでしょう。摂取した善玉菌を有効活用するためには、善玉菌の餌となる成分も一緒に摂取すべきです。オリゴ糖は人間の体内に分解酵素がないため、吸収されにくい成分のひとつですが、善玉菌の餌となる成分のひとつでもあります。大豆製品やキク科の植物に多く含まれています。

水溶性食物繊維も、同様に善玉菌の餌となってくれる成分です。植物系の食べ物には多く含まれていますが、エシャロットや百合根、抹茶の粉にも多く含まれています。これらの食材を善玉菌と一緒に摂取することで、腸内環境改善の相乗効果による便秘解消が期待できるのです。

まとめ-便秘による悪影響は多いので解消しよう!

便秘による悪影響は、体臭の悪化だけではありません。有害物質によって肌の状態が悪化したり、基礎代謝が低下して太ってしまったり、硬くなった便によって痔になってしまったりする可能性があります。また、便秘は大腸癌のリスクを高めるという問題があるとされており、女性の癌による死亡者は大腸癌がトップになっています。さまざまな面で悪影響を及ぼす便秘は、上述の対策によって可能な限り早く解消してしまった方がいいのではないでしょうか。