タバコが体臭を強めてしまう!その原因と対策は?

タバコは百害あって一利なしと言われるように、肺癌のリスクが高くなったり、血行悪化によって薄毛を促進させたりなど、体にさまざまな悪影響をもたらすことは広く知られています。付け加えると、タバコの購入によってお小遣いが目減りしてしまうことも害かもしれません。そして、タバコには体臭を強くしてしまう働きもあるのです。タバコによって体臭がきつくなる原因と、効果的な対策について説明していきましょう。

体臭が強くなるのは「汗の質」が関係している

体臭が強くなる原因のひとつは汗ですが、汗そのものに臭いがあるわけではないのです。皮膚には汗に含まれているミネラルなどを養分にして増殖する細菌がおり、この細菌の分泌物の臭いが汗の臭いだとされているのです。

汗腺の働きが良い人の場合、汗はほぼ水に近いものになっています。これは汗が生成されるときに、含まれているミネラルが体内に吸収されるためです。汗に含まれているミネラルが少ないと細菌が増殖しにくいため、体臭が弱くなります。

逆に汗腺の働きが悪い人の場合、汗のミネラルはほとんど再吸収されませんので、含まれているミネラルの量は多くなります。これによって細菌が増殖しやすくなり、臭いが強くなるというわけです。運動不足の人の汗が臭いと言われるのは、普段あまり汗をかかないので汗腺の働きが悪く、汗に含まれるミネラルの量が多くなりがちだからです。

タバコは汗の量を増やすが質は落としてしまう

では、タバコを吸うとどうなるのでしょうか。まず、タバコに含まれているニコチンには、末梢血管を収縮させ、血行を悪化させてしまう働きがあるのです。上述のようにタバコは薄毛を進行させるとされていますが、これは血行悪化によって毛根に栄養が行き渡りにくくなることが理由です。

同様のことが、汗腺についても起きてしまうのです。血行の悪化によって、酸素や栄養素が汗腺に行き渡りにくくなります。汗腺を動かすためにはエネルギー源となる栄養素や酸素が必要なので、血行の悪化は汗腺の働きを悪くすることになります。これによって汗に含まれるミネラルの量が増え、細菌が繁殖しやすくなってしまうのです。

しかも、ニコチンには汗そのものを増やす働きもあるのが厄介なところです。ニコチンは脳の視床下部に刺激を与えることで、汗を増やしてしまうのです。汗腺を動かすためのエネルギーが不足しがちなのに、汗を増やせと命令が来るわけですから、含まれるミネラルの量は増えてしまいます。これによってさらに細菌の増殖が促され、体臭が強くなってしまうというわけです。

最も効果的な対策は原因となるタバコをやめること

では、どうすれば体臭を抑えることができるのでしょうか。最も効果的な方法は、タバコをやめることです。ニコチンを摂取しなければ汗が増えることもありませんし、汗腺への血行が悪化してしまうこともありません。必然的に汗も、汗に含まれるミネラルも減少し、体臭の減少につながる可能性があるのです。ただ、ヘビースモーカーの場合は、禁煙そのものがストレスの原因となり、汗腺への血行悪化につながる可能性があります。その場合でも、少しずつ量を減らしていくなどの対策が効果的でしょう。

汗腺の働きを良くするためには、ウオーキングやランニングなどの有酸素運動も効果的です。汗をかくことで汗腺の動きを良くするだけでなく、心肺機能がアップして血行促進につながる可能性もあるためです。同じ運動でも筋肉トレーニングのような無酸素運動は、体内で乳酸が生成され、体臭を強めてしまう可能性があるので注意が必要です。

まとめ-それでもあなたはタバコを吸い続けますか?

タバコは病気や無駄遣いの原因となるだけでなく、体臭を強めてしまう原因にもなるのです。誰かから「体が臭い」と言われたときに、タバコをやめるきっかけにしてしまうのも良いかもしれません。禁煙によってもたらされるものは体臭の減少、病気のリスク低下、節約などいいことずくめですからね。