体臭がいい匂いになる取り組み、やってますか?ポイントは統一感

すれちがった時や会話を交わす時、「この人いつもいい匂いがするなぁ」と感じられる人がいるものです。ですがそれがその人自身の体臭であることはごくまれです。たいていは使っているシャンプーや整髪料、服からただよう柔軟剤、あるいは香水の香りです。まったくの無臭より、ほのかな香りが漂う方が好印象を持たれがち。「いい匂い」と言ってもらうのは誰だってうれしいですね。どうしたらそんな言葉をかけてもらえるようになるでしょうか?

まずは自分の体臭を知ろう~体臭の程度で対策は変わる~

生まれつきかぐわしい体臭の持主も中にはいるのかもしれませんが、たいていの人は「いい匂い」を、人工的な香りに頼るでしょう。ただ、シャンプーや香水がきちんと香るには本人の体臭にじゃまされないことが大前提です。ですからまずは自分の体臭の有無と強度を確かめておきましょう。

1日の終わり、入浴前やルームウェアに着替える時に、その日着ていた服をすべてビニール袋などに入れ、いったんしっかり口を閉じます。それから新鮮な外の空気を吸ったり入浴したりして嗅覚をリセットします。その上で、なるべく香りの影響を受けない場所で先ほどのビニール袋の口を開け、中から立ちのぼるにおいを確認してみましょう。念を入れるなら衣服を取り出し、わきや襟足のにおいも入念にかいでみましょう。

「特に何も…」ということなら問題ありません。自信を持って好きなフレグランスに挑戦してみましょう。

もし人工的な香りが鼻につくようなら明日から注意が必要です。いくら元はいい香りでもきつすぎれば周囲に不快感を与えます。何が香りすぎているかをつきとめ、使用量を控えましょう。

問題は「汗臭い」「加齢臭かも」など異臭を感知した場合です。残念ながら香りをじゃまする何らかの体臭がある状態。原因となる臭いをつきとめ、対策を講じなければ、「いい匂い」にはたどりつけません。汗臭さを感じたら日中こまめに汗をふき、加齢臭が疑われたら入浴の仕方や毎日の食事を工夫するなどして体臭をおさえる必要があります。そのままの状態で無理に人工的な香りをまとうと、自分の体臭と入り混じり、複雑な悪臭を生んでしまう危険があります。

サプリって効くの?エチケットサプリの実力は?

体臭を消す、あるいは弱めるサプリというものがあります。これらで体臭を軽減できたら、「いい匂い」に一歩近づけるかも? アプローチの種類としては次のようなものがあります。

① 抗酸化作用の高い成分で体内の活性酸素を除去するタイプ

活性酸素に注目した商品は、ある程度体臭に効くでしょう。ただし活性酸素は体の免疫機能の一端を担っています。まったくの毒というわけではないのでサプリでむやみに除去するのも考え物です。指定の服用量を守りましょう。

② 消臭成分で体内の臭いを軽減するタイプ

臭いを中和して無臭化する成分が配合されています。定番はフィトンチッド、柿渋エキス、緑茶エキスあたりでしょう。抗菌・殺菌成分で臭いの原因菌を除去するタイプもあります。

③ 別の香りをかぶせるタイプ

香り成分(多くは薔薇の香り)でマスキングするタイプです。このタイプは口臭対策の要素が強く、体臭をおさえるには不向きです。服用した香り成分が呼気に混ざることは考えられますが、消化吸収されたあとに皮膚から拡散するかどうかは疑問です。

④ ビフィズス菌や食物繊維を配合し、腸内環境を整えるタイプ

腸内の異常発酵や悪玉菌の増殖を防ぐことで悪臭の発生を抑制します。便秘の改善にも役立つことから毒素のすみやかな排出も期待できます。ちなみに一時期高い消臭効果をうたわれたシャンピニオンエキスは、じつは消臭効果よりも善玉菌を増やして腸内環境を整える効果の方が高いことがわかっています。実際にはそれぞれの単独型ではなく、複数の成分の混合型サプリが多くなっています。加齢臭用、ワキガ用など用途が分かれている場合もあるので、成分をよく見て自分の悩みに合ったものを選びましょう。

こうしたエチケットサプリが向いているのは、たとえばこんな人です。

「体臭は改善したいけど、食事の管理に十分手がまわらない」

「できるだけのことはしているつもりだが、もうひと押ししてくれるものがほしい」

「それほど体臭の強い方ではないが、念のために保険としてサポートしてくれるものがほしい」

サプリは薬ではありません。即効性を求めたり過度に期待をかけたりするとガッカリさせられてしまうかも。メインの対策手段ではなく、あくまでも補助として活用しましょう。続ける内に効果が出れば…くらいの気持ちで気長につきあいましょう。

香りで迷惑をかけないために ~香水の上手な使い方~

つい顔をしかめてしまうくらい香水のきつい人っていますよね。香水の付けすぎは体臭と同じくらい悪印象を与えます。付けすぎの原因として次のことが考えられます。

自分の付けている香水の持続時間がわかっていない

香水にも色々あって、オーデコロンと呼ばれるタイプは香りが1、2時間しかもちません。逆にパルファンと呼ばれる本格的な香水は香りが6、7時間持続します。持続時間の長いタイプを、まだ十分に香っているのに途中で付けたしてしまうと強烈に香ります。

不適切な場所に付けている。あるいは付ける場所が多すぎる。

香水というと耳の後ろや手首に付けるイメージですが、じつは香水の香りは下から上へと立ちのぼるので、足首、膝の裏、内股などの下半身に付けると上品に香っておすすめです。あるいは服で隠れる胸元やおへそまわりも、香りがやわらぎ、いい感じに香ります。かといって調子にのってあちこち付けると本人が思っている以上の強さになってしまいます。

人の嗅覚はとても疲れやすくできています。たとえば柔軟剤売り場や香水コーナーで色々な香りを嗅ぎ比べる内、香りの区別がつかなくなったり気分が悪くなったりしたことはありませんか?

同時に嗅覚は臭いに慣れて鈍感になりやすい一面もあります。自分の臭いに対しては当然もっとも慣れやすいので、本人は香水の香りが弱まったと思い込み、つい追加してしまうのですが、自分の鼻は麻痺していても周囲にはバッチリわかります。欧米ほど香水文化の発達していない日本では、1日に何度も付けたすほどの香水は必要ないでしょう。

まとめ 身の周りの香りに統一感を ~香りのトータルコーディネート~

「風邪や花粉症でマスクをした時、マスクにこもった自分の口臭にがく然とした」という話があります。このように自分の体から出ている臭いは意識して確認しないと気づかないことがあります。時々自分の体臭を確認する癖をつけましょう。「いい匂い」の基本は強い体臭を持たないことだからです。

香水を使う際はくれぐれもやり過ぎないように。ただ体臭と違って人工的な香りは周囲に確認しやすいのでは?初心者さんは、「今日、匂いすぎ?」「香水きついかな?」など率直に聞いてしまいましょう。それを元にだんだん修正して、ちょうどいいレベルを見つければいいのです。香りに関しては自分の鼻より他人の鼻の方が信用できます。

とはいえ香水や香料が苦手な人もたくさんいます。そこでトータルコーディネート。普段使うシャンプーや整髪料、柔軟剤などの香りの系統を統一しておきましょう。フローラル系、柑橘系、シャボン(石鹸)系など好きなジャンルを1つ決めておき、香りのあるものはすべてそのジャンルの香料でそろえるのです。香り同士がかち合わず全体として1つのまとまったフレグランスになるので、香水よりさりげなく香って好印象ですよ。