スメルハラスメントで評価が落ちる?覚えておきたい周りへのエチケット

「セクシャルハラスメントなら聞いたことがあるけど、スメルハランスメントってなに?」最近SNSなどで話題になることが多いスメルハランスメントは、いったいどのような意味を持つ言葉なのか知っている人は、思ったよりも少ないのが現状です。あなたが知らない間に、スメルハランスメントを周りに対して行っている可能性もあります。そこで今回は、スメルハランスメントの意味と、正しい予防法について学んでいただこうと思います。

スメルハラスメントとはどういう意味なのか?

まずは、スメルハラスメントの意味を解説したいと思います。スメルは「臭い」、ハランスメントは「いやがらせ」という意味があります。つまり、スメルハラスメントとは「臭いを使ったいやがらせ」を意味する言葉です。スメルハランスメントが意味する臭いとは「おならの臭い」「口臭」「体臭」などを真っ先にイメージする人が多いですが、強すぎる香水や年齢が原因となり発生する加齢臭も対象になります。最近は、喫煙者が減ってきたのでタバコを吸っているだけでも服に染みついた臭いが臭いと感じる人がいれば、スメルハランスメントをしていることになります。

注意しにくい個人の問題なので、周りが我慢し続けることもある

人間は、自分の臭いには鈍感な生き物です。口臭が臭い人は、自分の口が臭いと自覚していないことが多いですし、香水のつけすぎも自分に対する嗅覚の鈍感さが原因となっています(身体が自分の臭いになれることで、自分に対し嗅覚が鈍感になると言われています)。そのため、スメルハランスメントを行っている本人は自覚がないので周りに臭い思いをさせていると気づけません。

スメルハラスメントをしている本人には自覚はないが、臭いによって周りに不快感を与え続けているので、前は仲が良かった人に距離を置かれていたり、初対面の人に不快な顔をされる回数が増えるなど対人関係に悪影響を与えます。また、人の臭いについてズバッと注意できる人は中々いません。注意された相手が傷つくことを想像し、その後の関係性が気まずくなる可能性がある為、周りが臭いを我慢し続けるという最悪の結果に至ります。

少し古いデータになりますが、2005年にパーフェクトペリオ株式会社が行った調査によると、「社内に口臭が気になる人がいる」と答えた調査対象が9割以上居たそうです。体臭に無縁だと思っているあなたにも、スメルハラスメントが原因で周りから嫌われる可能性があります。

スメルハラスメントをしていないか、特徴チェックシートで確認しよう

「もしかしたら、自分は臭いのかもしれない」。1度、自分の体臭が気になると疑心暗鬼に陥ってしまうことがあるので、まずは落ち着いてスメルハラスメントのチェックシートを見ることをオススメします。こちらで紹介するチェックシートに当てはまる項目があれば、あなたはスメルハラスメントを行っている可能性があります。

【スメルハラスメント、チェックシート】

  • 1タバコを吸った後に、口臭や衣服の除臭をしていない
  • 2身体から亜鉛のような臭いがする、衣服が黄ばむ
  • 3香水の減りが早いと言われたことがある
  • 4マスクをしたときに、臭いと感じたことがある
  • 5電車やバスなどの公共機関で、距離あけられていると感じたことがある

もし、これらの項目に1つでも当てはまったのなら、あなたはスメルハラスメントを行っている可能性があります。項目の根拠は下のチェックリストで説明させて頂きます。

【スメルハラスメント、チェックシートの根拠】

  • 1タバコを吸っている本人は、タバコの臭いになれていますがタバコの煙は強い刺激臭であり、衣服に付着した臭い、口内のタバコ臭さは想像を絶します。喫煙後のケアを普段から行っていない人は、スメルハラスメントをしている可能性が高いです。
  • 2身体から亜鉛のような刺激臭がする人は、腋臭症(ワキガ)の可能性があります。

脇の下などに黄ばみが発生する人や、家族にワキガがいる人は発症している可能性が高いです。(一般的な汗臭さとは違う体臭を感じた人はワキガを疑います。)

  • 3香水の減りが早い人は、通常の使用量よりも多く香水を使っている可能性があります。

香水の匂いは心地の良いものですが、使用量が多いとむせかえるような強い臭いに印象が変わります。

  • 4マスクをしたときに、臭いと感じる人は自分の口臭が強い可能性があります。

こちらを読んで不安になった人は、空のコップに息を吐き出し蓋をするなどして密封し、30秒後に臭いを確認することで、口臭の有無を確認出来ます。

  • 5電車やバスなどの人が密集する場所で、周りに距離あけられている人は体臭がきつい可能性があります。

人が離れる程の強い体臭は、ワキガやタバコの可能性が高いです。

周りへの臭い対策はエチケット!今すぐ実践できる予防法はある?

スメルハラスメントのチェック項目に当てはまってしまった人や、自分の体臭に自信がない人は、以下の対策を行うなどして周りへのエチケットを徹底する必要があります。スメルハラスメントは、本人の評価を下げる要因となるので学生さんだと友達が減り恋人が出来ないなどの悪影響、社会人の方だと昇進が遠のく悪影響の原因になってしまいます。明日からではなく今日から正しい対処を行うことで、周りへの不快感を軽減させスメルハラスメントを行う前の評価を取り戻すことが出来る可能性があります。

ワキガの人は、制汗剤を使って臭い対策を入念に行おう

まず、ワキガの人はスメルハラスメントの中でも臭いが強い部類に入る為、医薬品を使った徹底的な臭い対策が必要になります。「塩化アルミニウム」を有効成分とするデオドラント製品を購入し、脇に塗布するだけで汗の分泌を防ぎ臭いを抑えることが出来ます。(ピリピリとした刺激を感じることがあります。)また、家族に協力を仰ぐなどして食事の野菜を増やし動物性たんぱく質を減らすことでワキガの臭いを弱化出来ます。タバコや飲酒は、体臭の原因になる可能性がありワキガの臭いを強める要素にもなりうるので、出来る限り控えるのが良いです。ワキガは一筋縄ではいかない病気なので、臭いの原因となる要素を1つ1つ消すことでスメルハラスメントを辞めるキッカケに繋がります。

香水の量は、常識の範囲に。人に嗅いでもらうと良い

気に入った香水であったり、気合が入っている日であっても香水はつけすぎるとスメルハラスメントの原因になります。こちらの記事でも紹介した通り、人間の嗅覚は自分に対しては鈍感です。充分に香水をかけていて、十分に香っているにもかかわらず「嗅覚の鈍感さ」が原因となり、余計に振りかけてしまう人が多いです。香水が原因のスメルハラスメントを予防するために有効なのが、人に確認してもらう事です。

家族や友人、誰でも良いので香水の香りの強弱を教えて貰うことで「自分がどれだけの臭いを発しているか」を把握出来、スメルハラスメントを予防することが出来ます。数回確認して貰えば、何プッシュすれば適度な香りになるか覚えることが出来るので、自分の嗅覚に自信がない内は人に確認して貰うことで予防出来ます。

夜以外は、臭いがきつい食べ物と嗜好品を避けるのが有効

スタミナをつけたい学生さんや、お昼休憩でがっつり食べたい社会人の方は「ニンニク」や「ニラ」などが多く含まれた食事をする機会があると思います。確かに、スタミナが付き元気が出るのでお昼に食べたい気持ちはわかります。しかし、食後のあなたの口臭は想像を絶するものになっていることが予想されます。(食後や休憩時にタバコを吸う人は、更に強い口臭になる可能性が高いです。)

ニンニクやニラなどの強い臭いをもつ食材の臭いやタバコの煙の臭いは、なかなか消えません。ブレスケアなどの口臭を予防する商品を購入しても、口内に残ることもある程です。あなたの口臭で、周りの人が不快感を覚えないためにも「朝やお昼に臭いがきついものを食べない」、「タバコを吸わない」と決めることがスメルハラスメントの予防に繋がります。食べたいものや、吸いたいもの我慢することは辛いですが、人に嫌われる方が辛いと思うので「どちらがマシか」を天秤にかけて落ち着いて行動することが臭い対策に繋がります。

スメルハラスメントは正しい対処で十分に予防出来る。

今回は、スメルハラスメントの意味を知って頂き、正しい対策を紹介しました。スメルハラスメントチェックシートの項目に1つでも当てはまった人は、今まで周りにスメルハラスメントを行ってきた可能性が非常に高いです。「なんだか自分が臭いと言われているみたいじゃないか」と憤慨する人も中に入ると思いますが、本当にあなたの臭いを迷惑だと感じている人がいる可能性があるのです。

中々注意することが出来ない「臭いの問題」は、部下は勿論、上司であっても中々伝えることが難しいです。「臭くないかもしれないが、一応周りに気を使おう」という気持ちで、スメルハラスメントの予防を行うことが結果的に、あなたの評価向上に繋がります。周りに不快感を与えてしまう前に、臭い予防を行うことが現代のエチケットなのです。